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決して綺麗なことばかりじゃない世界にいるはずなのに、いつまでも少年の心を持ち合わせ続けながら、でもマイクを持ってステージに立てばガラリと雰囲気を変えて会場全員の視線を強奪する天性のアイドル、テヒョン。更に友達のオーディションに付いていかなければ決してステージに立つ事は無かった田舎育ちのイケメンだったという既にお腹いっぱいな設定。今日はそんなテヒョンの誕生日で世界中のテテペンが愛を爆発させながらお祝いをする日だ。

私は彼は何よりも7人が7人で居られるようにしてくれてる存在だと思う。去年の始め解散するか悩んでた時に旅行に行ったという話がバンタンのエピソードの中でも好きだけど、それはテヒョンが企画したらしい。後からメンバーがそれが有り難かったと話していたのが印象に残っている。きっと1番大事なものが何かわかっていて、それに人一倍敏感なんだろうな。だから悲しむし喜ぶし感情が豊かな人なんだろうと感じる。それともう１つ好きなエピソードは、走れバンタンのピクニック回だ。手紙を読み合いながら、クムシラコという魔法みたいな言葉と一緒にメンバーへメッセージを語るシーンがある。心のこもった暖かいメッセージに目頭が熱くなった。7人のことは実際私たちには知り得ないことの方が沢山あって時々余計な心配をしたりすることもあるけれど、テヒョンのメッセージを聞いてテヒョンとみんなが一緒ならきっと大丈夫だろうなと感じた。特にユンギさんへのメッセージで、来世は石になりたいって言ってるけどそうしたら僕が持ち歩いて綺麗な景色を見せてあげると言っていた所で私の涙腺は崩壊した。本当に本当に優しい人だ。

その優しさ故に傷つくことも多かったはずだろう。たまに見せるちょっとだけ寂しさを感じさせる表情に心が痛くなることもあるけど、最近のウィバスの人間関係についての返信を見たりして、テヒョンなりにいっぱい悩んだり葛藤してきているんだなと感じて胸が熱くなった。しかもそれは優しさを捨てきってない答えでもあり、人間らしい温度を持った答えでもあった。そして私的にはその人間くささにすごく惹かれる。名声や注目の代わりとして何かを代償に差し出さなければいけない立場でもある人だけど、どれも簡単に諦めようとはしないで葛藤してるところがすごく人間くさくて好きだ。顔を見ただけだとあまりのビジュアルの強さに温度が無さそうなのに、動き出したテヒョンに触れたら多分心地よい温かさがするようなそんな感じがする。

そんな温かさと持ち前のセンスが光るテヒョンの自作曲はどれも大好きだけど、私の中でwinter bearはとても特別な曲だ。この曲が出された日はちょうど半月ぶりのたった1日だけの休みの日だった。受験生らしく勉強に励んでいたのだけど、正直勉強自体はそこまで苦痛ではなかったのに毎日朝早く起きて学校に行って与えられた勉強を強制させられるそんな毎日が半月も休みなく続いてとても嫌でしょうがなかった。そんな時この曲が出されて、ハスキーで包み込むような優しい声に、荒んだ心が潤ってとても慰められた。多分この曲がそのタイミングで出されなかったら途中で折れてしまっていたかもとも思う。夏が過ぎても辛い時はこの曲を聞いて力をもらった。本当にありがたかった。

最後にもう１つ。私はテヒョンと他の6人との関係性がすごく好きだ。テヒョンは料理は得意ではないし、マンネラインらしく少しソワソワした落ち着きのなさだったり賑やかなところがあるタイプで、マイペースなうえ話すのはゆっくりで言葉を選ぶのに時間をかけるような特性がある。もちろん私たちはそんなテヒョンが丸々愛おしいと思う。でも誤解を恐れず言えば、集団の中では少々ハードキャリー的なポジションにとなり得るタイプかもしれない。でも、バンタンの他のメンバーたちは決して見放したりしないしすごく本人を尊重してあげている。出来ることを手伝わせたり、褒めてあげたり、話したがっていたら焦らず耳を傾けてあげたり…そんな優しさに溢れた関係性がとても尊いと思う。ずっとずっと7人一緒に幸せでいてくれ、、、

紫を特別な色にしてくれた人、昨日より多く明日より少し少なく愛することを教えてくれた人、健康で笑顔と幸せが絶えないステキな1年になりますように。お誕生日おめでとう。